日露戦争の貴重なフィルム

今日のNHKのニュースが、日露戦争の日本軍の様子を映した、貴重なフィルムが発見されたことを取り上げていました。従来から知られている映像が、さらにクリアになった映像もあれば、未発見の映像もありと、かなり興味をそそられる内容でした。

そのニュースで特に注目していたのは、前線の作戦会議に集まった軍幹部の様子を映したもの。軍中枢に従軍記者を、招き入れたことをうかがわせるものです。ちなみに、このフィルムはイギリスの映画会社が撮影したもので、当時この会社は、世界各国に記者とカメラマンを送り込んで、ニュース映像を撮影していたようです。

ニュースに出ていた識者は、「軍による広報・PR」と解説していました。なるほど、と思いましたね。日露戦争の戦費は、大半を外債(外国で発行する債券)に頼っていました。高橋是清が外債募集のため、欧米各国を訪問したのは有名な話。なかでもイギリスは、日英同盟の相手国でもあり、国際分散投資が盛んなお国柄です。イギリスの映画会社は、最も手厚くもてなすべき客人であったのでしょう。

歴史の貴重な一場面を映した映像は大好きです。NHKが昔放送した「映像の世紀」は、全部ビデオに録画していたりします(^^)v

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博物館のはしご

以前から行ってみたかった江戸東京博物館に足を運びました。両国にあります。でかい建物です。敷地面積も広いけど、7階まであるというのも、博物館としては珍しいと思います。

展示室では、いきなり昔の日本橋が再現されています。実寸大の橋を半分に切り、川の真ん中から川岸までの長さでしたが、幅はそのままです。現在の道路でいえば、2車線の車道プラス歩道ぐらいの幅はありましょうか。想像以上に、広く感じました。その他、興味深い展示が数多くあったのですが、ここに書いていてはキリがありません。歴史に関心がある方なら、とっても楽しめると思います。

江戸東京博物館のあと、すぐに深川江戸資料館に移動しました。都営・大江戸線を利用すれば、2駅で行くことができます。清澄白河駅。こちらは、江戸時代の長屋が再現されていて、当時の生活の息吹がただよってきそうです。江戸時代を舞台にした時代小説が好きな方なら、それと重ね合わせて楽しめると思います。

ところで最初の江戸東京博物館。平日の昼間だというのに、すごい数の来場者でした。チケット売り場で、10分ほど並んだくらいです。休日の人手を想像すると、ゾッとしました(苦笑)

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いにしえの超大国の共通点

NHKが3回シリーズで放映した「ローマ帝国」がおもしろかった。特に、ポンペイの遺跡を紹介した第2回は秀逸でした。火山の噴火によって、一夜で火山灰に埋もれた都市ポンペイ。その遺跡は、ローマ市民の暮らしを、臨場感豊かに伝えるものでした。

おもしろいな、と思ったことがあります。古代ローマを象徴するのが狼で、狼に育てられた双子の兄が、紀元前8世紀に古代ローマを建国したという伝説です。どこかで似たような話がありましたね。時代は下りますが、モンゴル帝国にも、蒼き狼と白き牝鹿の子孫がモンゴルである、との伝説があります。

ローマ帝国とモンゴル帝国。世界史を代表する超大国が、ともに狼を象徴とすることに興味を覚えました。両国とも強大な軍事力を持っていました。狼はその強さの象徴だったのでしょうか?

ローマ帝国の直接の後継国、ビザンティン。モンゴル帝国の間接的な後継国、オスマン・トルコ(オスマン家はモンゴル帝国の駐屯軍出身)。超大国の後継者たちが、最後に戦う地はコンスタンティノープル。塩野七生さんの「コンスタンティノープルの陥落」は、いにしえの超大国の衝突を語る一大叙事詩です。ああ、行ってみたいなイスタンブール!

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