派遣というシステムを目の敵にするのはいかがなものか?
不況色が強くなってきたためか、メーカーの「派遣切り」に対し、批判的な報道や政治家の言動が目立ちますね。
まあ、メーカーの経営陣の本音は、「昨今のような急激な生産調整の局面に備えて、派遣や期間工を工場のラインに入れていたんだよ。それが経営判断。何か文句あるのか!?」ってことでしょうけど、反発を買わないように静かにしていると推察します。
実際、メーカーの言い分はそのとおりだと思います。もしも、国内工場では正規雇用以外は認められない、なんてことになれば、工場そのものが海外に出ていくだけですよ。
1990年代にワークシェアリングという言葉をよく聞きました。1人当たりの賃金は減らしても、限られた仕事を分けて雇用を維持しましょう、という仕組みです。昨今の製造現場は、それが実現していたんでしょう。ただ、仕事の量が急激に減っているため、分け前に預かれる人の数が減ってしまったのです。
仮に、人数を減らさなければ、仕事そのものがなくなってしまう。大企業の破綻(山一證券の自主廃業)を身をもって経験した私からすれば、「仕事(会社)をゼロにするわけにはいかんでしょ?」と思うわけです。
ところで、派遣切りに批判的な報道をするマスコミの皆様。そちら様では、職場における派遣切りや、下請けの制作会社切り、なんてことは、なさっていませんよね?
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