仁左衛門の勧進帳

観られず無念……と思っていた舞台を、先週観ることができました。あきらめきれず、何日かおいてチケット販売サイトにアクセスしてみると、わずかに空きがあるではありませんかhappy02 即座にゲットして、先週観にいった次第です。

目的の勧進帳ですが、抜群に良かった。歌舞伎初心者が多少の講釈を述べますと、勧進帳は市川団十郎家のお家芸で、江戸歌舞伎の十八番。ところが、今回主役の弁慶を演じた片岡仁左衛門は上方の役者であるため、このような機会はめったにない。おまけに中村勘三郎が相手役であり、珍しい坂東玉三郎の立役(男役)まで観られるぜいたくな舞台なのです。

その仁左衛門の弁慶が実にはまり役で、私の歌舞伎初体験となった松本幸四郎の弁慶と比べても遜色なし。私個人の好みでは、仁左衛門に軍配を挙げたいですね。

勧進帳の最後の見せ場は、弁慶が花道を下がるときに見せる飛び六方です。私が座っていた2階席は、残念ながら花道が全部見えません。その最後の場面の直前、私の後方に座っていた人たちが、ざわざわと立ち上がって、少しでも花道が見える位置にと、移動していました。

私は座ったまま身を乗り出す程度に抑えましたが、立ち上がった人たちの気持ちがよくわかります。それぐらい、見せ場満載の舞台でした。う~ん、良いもの観ましたhappy01

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無念

歌舞伎座の四月公演・夜の部を観たいと思っていたのですが、チケット発売から数日しか経過していないのに、土日は全座席完売………………。

む、無念じゃ……。平日の夜ならば空いているが、繁忙期の会社に奉公する身では、どもならんぞ……。三月公演なんて、千秋楽間近なのに、土日でも空席あるんだけど……。

仁左衛門の弁慶、勘三郎の富樫、玉三郎の義経というぜいたくな配役だと、こうなってしまうのね。他の演目も魅力的だから、無理もないか。うう、奉公人は不便じゃあ~。

というわけで、新橋演舞場の五月公演・夜の部は、不退転の決意でチケットを取りにいきます。福助がお岩さんをやる東海道四谷怪談だったら、ぜったい良い舞台になること間違いないんだから。

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千秋楽の歌舞伎座

昨日は歌舞伎座に足を運びました。日曜日の、吉例顔見世大歌舞伎の千秋楽ということで、気のせいか会場内の空気がうきうきしている印象でした。2月の通し狂言「仮名手本忠臣蔵」では上演されなかった「九段目・山科閑居」を目当てに行きましたが、期待どおり見応えたっぷりの舞台でした。

まったくの余談ですが、有名人を2人目撃。1人は女優の富司純子さん。旦那さん(尾上菊五郎丈)と息子さん(尾上菊之助丈)が出演していましたから、意外感はなかったですね。顔見知りらしき人たちが、「千秋楽おめでとうございます」と声をかけると、笑顔で挨拶をされていました。

もう1人は白髪の紳士。後ろ姿を見て「おやっ?」と思い、あとでお顔を拝見すると日銀総裁でした。奥様(らしき人)と一緒で、こちらも白髪が似合うご婦人でした。歌舞伎見物で英気を養って、しっかり金融の舵取りをして欲しいものです。

以上、ただそれだけなんですけどねって感じの話でした。

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国立能楽堂

日本の伝統芸能シリーズ第2弾。歌舞伎に続いて、先日は初めて狂言を見ました。狂言は大きく2つの流派があって、ひとつは何かとお騒がせの和泉流、もうひとつが大蔵流。今回見たのは、大蔵流の茂山千五郎家の公演でした。

歌舞伎のように顔に化粧をするわけでもなく、派手な衣装を着るわけでもなく、登場人物はせいぜい2~3人という少ない人数ながら、思わずクスッと笑ってしまうのが狂言の良さだと感じました。それと茂山千五郎家の地盤が京都ということに、関西生まれの僕は親しみを覚えます。

会場は国立能楽堂。その名称から重々しさを感じていたのですが、実際足を運んでみると、こぢんまりしていて結構いいんです。手の届きそうな距離で、役者さんが演じるのを見るのはライブ感抜群。公演が終わったあとに写真なんかも撮ったりして(下の写真)。

床は全面カーペット、椅子は座りやすく、前との間隔も広々。歌舞伎座の3階席とは雲泥の差の心地よさです。さすが税金使って建てただけのものはありますね(笑)。

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仮名手本忠臣蔵

以前の記事で、初めて歌舞伎を生で観たことを書きましたが、実はそれ以来、毎月東銀座の歌舞伎座に通っています。2月の出し物は、歌舞伎の中の歌舞伎ともいえる「仮名手本忠臣蔵」。丸1日かかっての上演を、丸1日かけて観ました。

なるほど。この話が江戸の町人に受け入れられた理由が、実際に観て少しわかったような気がします。史実における浅野内匠頭の吉良上野介に対する刃傷事件は、今ひとつ理由が判然としないのですが、芝居の世界では、ずばり色恋と金が原因と見せつけています。武士のメンツなどという小難しい理由より、町人にも理解できるわかりやすさを追求したのが、仮名手本忠臣蔵なのかなと思います。

それと、しめっぽくて重々しい話ばかりではなく、案外笑いを誘う場面が多いことも、人気の秘密なのかもしれません。七段目・祇園一力茶屋の場では、カリスマ女方の坂東玉三郎までが、ちょっとコミカルな台詞回しで笑わせてくれます。七段目は登場する役者陣が豪華で、話もよくできているため、時間があればもう1回観たいぐらいです。

マイブーム歌舞伎は、まだまだ続きそうです(笑)

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初めての歌舞伎

先日、初めて歌舞伎をライブで見ました。演目は松本幸四郎「勧進帳」。歌舞伎初心者の私には打ってつけの超有名作品です。

源義経、武蔵坊弁慶らの一行が東北へ落ちのびる途上、関所で尋問を受けることに。山伏に変装した弁慶、荷物持ちに化けた義経。疑う関守をあざむくため、涙を呑んで義経を打擲(ちょうちゃく)する弁慶。無事、関所を通り抜けた後、義経がよくやったと褒めると、弁慶は誰にも見せたことのない男泣き。

伝説として聞いたことのある話でしたが、歌舞伎で見ると感慨もひとしお。それ以上に、歌舞伎の凄みや美しさを随所に感じました。これはハマりそうです。

素人目にすごいと感じたのは、演技の順番が来るまで待つ役者さんたちの姿。弁慶(=松本幸四郎)以外の登場人物は、舞台の上で結構長い時間待ちます。その間、微動だにしないんです。ぴたりと同じ姿勢で座り、じっと動かないんです。

その姿勢が本当に美しい。これはライブで見ないと気づかない部分かもしれません。今回はそこに一番の感動を覚えました。

さあ、また行くぞ。

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舞台「奇跡の人」

先日、舞台「奇跡の人」を観ました。超有名な作品ですが、掛け値なしの初見。ヘレン・ケラーのことは、小学校か中学校の教科書で紹介されていたのを読んだぐらい。物語のクライマックスでもある、「水」によって、モノには名前があることをヘレン・ケラーが認識する話は、かろうじて知っていた程度でした。

ちゃんと舞台を観て、知らないことがたくさんあったんだとわかりました。ヘレン・ケラー同様、サリヴァン先生も多くの苦労を経験して、ヘレンの家庭教師になったことには、大いに心を動かされました。そして最後のシーン。井戸水を手に浴びながら、「これが水だ」とヘレンが認識したときは、思わず涙が出そうになりました。

俳優の皆さんの演技も光っていました。良いものを観ることができました。

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We Will Rock You !

観たぞ! 聴いたぞ! 感じたぞ! 噂のミュージカル「We Will Rock You」をついに体感したぞ!

とにかく、凄い!としか言いようのない迫力のステージ。そして名曲の数々。33人のキャスト全員が歌う「Bohemian Rhapsody」は、まさしく鳥肌モノ。何しろ、本家がライブで再現できないコーラス・セッションを、やってのけてしまうのだ。最後は観客総立ち!

クイーンの音楽を、少しでも気に入っている人なら絶対に楽しめる。「あんまりクイーンはよく知らない」という人でも、「We Will Rock You」「We Are The Champions」「Bohemian Rhapsody」「I Was Born To Love You」をベスト盤で聴いておけば、No Problem !

全曲生演奏というのが素晴らしい! リズムセクションはドラム、ベース、パーカッション、これにギター×2、キーボード×3が音をのせるという贅沢な構成。これなら、複雑なスタジオバージョンも、再現できてしまう!

とにかく、あのステージを言葉で説明することなど不可能。見て損なし。僕はもう1回行くぞぉ!

※早速、ツタヤで買っちゃったよ!

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恵方巻き

1月29日付日経新聞の夕刊に興味深い記事がありました。「恵方巻き、全国でガブリ」というタイトル。2月3日の節分の日、豆まき以外に、太巻きを丸ごと1本食べる風習が、最近全国に広まってきたという内容です。

実はこの風習、大阪が発祥で、全国に広まり始めたのがごく最近のことだとか。大阪生まれの僕は、節分に巻き寿司を丸かぶりすることが当たり前と思っていただけに、ちょっとしたカルチャーギャップに驚きました。記事のなかでも大阪市の会社員が、「えっ、恵方巻きはもともと全国区やと思うてました」と書かれています。僕もまったく同じ気持ちでした。

母に電話でこの話をすると、「えっ大阪だけなん!?」と同様に驚いていました。母に確認したかったのが、巻き寿司と一緒に鰯(いわし)の丸焼きも食べていたことです。「そうそう、鰯の頭を落として焼くんや。頭は軒先に吊すらしいんやけど、そこまではやってなかったなあ」と話してくれました。鬼が鰯を焼いた臭いを嫌うから、というのが理由のひとつだったようです。

われこそは仕掛け人と主張するのがコンビニエンスストア。こんな記事がありました。こんなふうに気にしてみると、久しぶりに節分の巻き寿司が食べたくなりました。とりあえず今年は、手軽なコンビニエンスストアで予約しました。

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