« 2005年7月 | トップページ | 2005年9月 »

不思議な公約

総選挙が公示されましたね。各党のマニフェストや公約を見て、際だって不思議なものがあります。日本共産党の「たしかな野党が必要です」との言葉。選挙をやる前から、「私たちは政権を取るつもりはありません」と言っているわけです。

「政権を取らぬ政党は、鼠を捕らない猫」と言って社会党を離党し、1960年に民社党を結党したのが西尾末広委員長。至極当たり前のことです。しかし、この当たり前の役割を果たさなかった政党が数多くあったことが、戦後の日本の政治の特色です。それは功罪両面があることなので、今回は深入りしません。

確かに、日本共産党が一定の役割を果たしていることは認めます。主要政党が、すべて与党となっているような地方議会では、公費の無駄遣い等を、真っ先に日本共産党が指摘しています。でも、試合放棄かのような公約を掲げるのは、いかがなものかと思います。

定期的な政権交代が行われれば、上記のような問題があった場合、チェック機能が働きやすいと思います。日本の政治に必要なのは、「確かな野党」ではなく、「定期的な政権交代」というのが、僕の考え方です。

さて、今回の選挙。政権交代には期待しますが、どうなりますか。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

iTunes

こちらのブログに触発されて、iTunesを導入したところ、その使いやすさに目からウロコ状態です。暇を見つけては、CDをパソコンにインポートしています。こうなってくると、パソコンのしょぼいスピーカーじゃなく、ちゃんとしたスピーカーで聞きたい!

でも、iPodを買う予定はなし。毎日電車に乗って、どこかに通勤するわじゃないですからね。でも、こういう使い方、つまりカーオーディオとiPodが接続できれば、話は違ってきますね。CDやMDを入れ替える手間が省ける、そのときの気分で曲を簡単に変えられる、そのほかいろいろとメリットがありそうです。

おっとと、パソコンを買い替えたばかりです。自重、自重……(^^;

| | コメント (3) | トラックバック (2)

足し算のできない政治家たち

「政治は力だ。力は数だ」――田中角栄元首相の言葉です。議会による多数決が、立法の最終プロセスである限り、この言葉は不動の真理です。それを田中元首相は、彼らしいわかりやすい言葉で表現していたのです。

国民新党、新党日本――自民党の郵政民営化法案に反対した議員が、次々に政党を立ち上げています。現在の選挙制度のもとでは、やむを得ない措置でしょう。自民党執行部が、いわゆる”刺客候補”を、反対派の選挙区に送り込んでいることも、彼らの背中を押したことでしょう。

ところが、どちらの新党も国会議員が5人以上いないため、公職選挙法が定義する政党になりえないと。僕は不思議でしょうがありません。二つの新党が一緒になれば、5人以上になるのです。なぜ、一緒にできないのか?

もちろん、政策や信条、利害、考え方に違いがあるからだとは思いますが、些細なことに拘泥していては、政党など成り立たちません。自民党だって、民主党だって、内部の意見は相当の食い違いがあります。あまり表面化しませんが、公明党や日本共産党にも内部の意見対立はあるでしょう。でも、数が少なければ力にならないから、まとまっているはずなのです。

足し算のできない政治家たち――新党を立ち上げた皆さんを見ていると、そう考えざるをえません。

| | コメント (7) | トラックバック (1)

寝たふり解散

昨日は、珍しくアクセス数が多いなと思い、アクセスログの内容を調べてみると、ハプニング解散の記事を読まれた方が多いようです。ちなみに、「ハプニング解散」でググってみると、何と3番目に上記の記事へのリンクが載っていました。ちょっと驚きです。

せっかくですから、もうひとつ印象に残る解散の紹介を。1986年6月の「寝たふり解散」です。当時の中曽根首相は、党内基盤が弱いにもかかわらず、内閣支持率の高さを背景に、首相として4年目を迎えていました。今と異なり、その頃の自民党総裁(当時は首相とほぼ同義語)の任期は2年で、2期を上限としていました。つまり、規程通りであれば、中曽根首相はその年の秋に任期満了となっていたわけです。

現在の小泉首相と共通点が多いですね。党内基盤が弱い(変人扱い)、内閣支持率が高い、任期満了まであとわずか(小泉総裁は来年秋まで)。大きな違いは、中曽根首相は直前まで、「解散しない」と唱えていたこと。ところが、自民党の内部調査によって、7月に衆参同日選挙をやれば、かなり高い確率で勝てることがわかっていたようです。

「こんなウソつきは、見たことがない!」当時の石橋社会党委員長の甲高い演説の声が、今も脳裏に残っています。野党各党は首相の二枚舌を攻めましたが、結果は自民党が300議席を獲得(定数は512議席)する圧勝。中曽根首相は、「86年体制の始まりだ」とうそぶき、政権の絶頂期を迎えたわけです。総選挙圧勝の勢いを借り、自民党総裁の任期は1年延長。首相在任5年は、佐藤長期政権以来では最長であり、その後も破られていません。

今回の総選挙に勝てば、小泉首相は中曽根首相の記録を破るでしょう。小泉首相の就任は2001年4月なので、来年4月まで首相を続ければ5年です。さらに、1986年の中曽根首相同様、選挙に圧勝すれば、総裁任期の延長も視野に入れてくるでしょう。そういうわけで、今回の選挙と19年前の選挙の間には、いろいろな因縁を感じます。さて、今回はどのような結果になるのでしょうか。

| | コメント (2) | トラックバック (1)

ホントに出馬ですか?

ライブドアの堀江社長が、自民党から衆議院議員選挙に出馬すると、ほぼ決まったかのように報道されています。はっきり言って、「本気ですか?」という気持ちです。別に、上場会社の社長が議員になっちゃいけないと、法律等が禁じているわけではありません。でも、ライブドアのようなワンマン体制の会社の社長が、衆議院議員になるのはどうかと思います。彼が常々口にする、企業価値の向上に反しないのでしょうか? 議員という仕事は、それほど簡単にできる仕事なのでしょうか?

何より、ワンマンで会社を引っ張っていた彼が、今さら480分の1(480は衆議院の定数)になることに、満足するのかどうか。きっと満足しないでしょう。自分の思い通りに進まないことにいらだち、投げ出す可能性のほうが高いんじゃないかと思います。

ひょっとして、「衆議院議員になったら、携帯電話事業への参入で、総務省に便宜を図ってもらえるため、企業価値の増大に結びつく」なんてロジックを、言うつもりじゃないでしょうね? それって「あっせん利得罪」に問われますからね。くれぐれもご用心。

| | コメント (2) | トラックバック (2)

地震とパソコン

つい最近、パソコンを買い替えました。デスクトップをやめて、ノートパソコンにしました。気に入ったパソコンが、たまたまノートパソコンであること、机の上を広く使いたいことが理由ですが、今日の地震で気がつきました。「いざというときは、ノートパソコンのほうが安心だよな」という気持ちも、潜在的にあったのです。

基本的に、ノートパソコンのほうがデスクトップより、振動に強い設計になっています。僕のパソコンはシンクパッドで、その剛性・耐性は以前から評判があります。少々の揺れではビクともしませんし、モノが落ちてきたり、高いところから落ちても、かなり頑張れそうです。それに、いざというときに持ち出すことも簡単です。

ここまで書いて思いついたのは、無線LANで接続できるホットスポットの普及率がどの程度か、ということ。災害のときは、当然電話回線が混雑します。でも、無線LANに接続するポイントが増えれば、そこからメールを送受信したり、IP電話としても使うことができます。

というわけで、地震・災害対策のためにも、無線LANの接続ポイントを早急に整備してほしいものです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

自らヒットマンになって欲しい

これだけ活発に報道されると、どうしても選挙ネタを書きたくなります。今一番おもしろいのは、自民党の郵政民営化法案反対派議員の選挙区に、賛成派候補を擁立しようとする動きでしょう。東京10区に送り込まれる小池環境相は、「ヒットマン」と表現され、ますます対決ムードが盛り上がっています。

どうせなら小泉首相自身が、選挙区を変えてヒットマンになればおもしろいと思うんですけどね。彼ならば、全国どこの選挙区で立候補したって、トップ当選は間違いないでしょう。思い切って、亀井静香議員の広島6区なんて、どうですか?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

いい迷惑?

横浜の佐々木投手が引退を表明し、その最後の試合として今日の読売戦に登板しました。ちなみに僕は、「巨人」という意味不明の呼称は使わず、「読売ジャイアンツ」「読売」「ジャイアンツ」のいずれかを使います。読売の系列企業であることの印象を、「巨人」という呼称で薄くしようとしているのが、どうも好きになれないからです。

話がそれました。横浜の佐々木投手ですね。一時代を築いたクローザーであり、その引退試合を華やかにすることに、何の異論もありません。でも、たいていの引退試合は、シーズン終盤の消化ゲームで行うのが通例。今の横浜は、Aクラス争いの真っ最中で、簡単に負けるわけにはいかない状態です。このタイミングでの引退試合は、いかがなものかと思います。

「故郷の仙台で投げたい」「親友の清原と対戦したい」という佐々木投手の希望を全面的に受け入れ、清原選手との対決1打席のみの登板。たった1打席とはいえ、そのために横浜はいびつな継投をしています。先発投手が1~5番を抑え、6番の清原選手を迎えて佐々木投手と交代、7番から本来の先発である門倉投手が登板。佐々木投手のために、貴重な選手登録枠をひとつ使い、序盤から投手もひとり余分に使ったのです。これを真剣勝負と呼んでいいのかどうか?

で、結局、横浜は今日の試合に負けました。牛島監督とすれば、まったくいい迷惑でしょうね。何しろ、彼が監督のときに、佐々木投手は大した働きをしていないのですから。球場に足を運んだファンのなかにも、釈然としない思いを抱いた人がいたことでしょう。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

クールビズで選挙運動?

で、結局、衆議院解散です。先週半ばあたりから見えてきた、既定路線どおりという感じですね。良きにつけ悪しきにつけ、小泉首相はこの解散によって歴史に名をとどめることは確実でしょう。今回の解散の通称名とともに。「やけっぱち解散」「郵政解散」などと世間では言われていますね。「なりふりかまわず解散」「焦土作戦解散」などと、僕も勝手に考えてみました。

それにしても、公示日が8月30日、投票日が9月11日というのは大変な日程ですね。まだまだ残暑厳しい折です。選挙運動中に、候補者の皆様が熱中症にならないかと心配になります。せっかくのクールビズ元年ですから、選挙運動も暑苦しい上着とネクタイは取っていただきましょう。

国権の最高機関の構成員(議員)を選ぶ活動で、ノーネクタイ、ノー上着が許されれば、クールビズの定着は間違いないですよ(笑)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ハプニング解散

昨日の話の続きです。過去に、自民党が分裂状態で突入した選挙がありました。1980年に実施された、史上初の衆参同日選挙です。当時の首相は故・大平正芳氏。派閥の力が現在とは比べものにならないぐらい強く、派閥間抗争も活発な時代でした。

大平派・田中派が主流派、福田派・中曽根派・三木派が反主流派という図式。両者の対立は極めて深刻で、社会党が提出した内閣不信任案が、反主流派の議員の造反・欠席により、可決されてしまったのです。その日の夜に、大平首相は衆議院を解散し、上記の衆参同日選挙となりました。誰も可決されないと思っていた内閣不信任案が可決され、それが解散のきっかけとなったため、この解散は”ハプニング解散”といわれています。

当時の中選挙区制度のもとでは、自民党議員は各選挙区で2~4人が当選していました。その2~4人が所属する派閥は別々ですから、派閥が擬似的に政党になっていたといえるでしょう。つまり、党が分裂していても、中選挙区制度では戦えたのです。

さて、1980年の衆参同日選挙の結果はどうなったのでしょうか。これは自民党の圧勝でした。史上初の衆参同日選挙ということもあって、選挙に対する関心度は高く、高い投票率を記録しました。自民党は組織票と浮動票を、根こそぎ持っていったのです。大平首相が選挙戦中に急死したため、その同情票が自民党に流れた側面も指摘されています。

現在の小選挙区制度では、1980年の再現は望めません。したがって、郵政改革法案反対の議員は、まじめに新党結成を模索しているようです。過去の経験則では予測できない政治ドラマの幕が、本当に開かれるのかどうか。今回ばかりは、目が離せません。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

最後の総裁――目指すは最後の将軍か?

すっかり更新が滞ってしまいました。体調不良など、諸々の理由はあるのですが、単にさぼっていただけです(^^;

さて、政治は一寸先が闇。政治に関する予測は、外れるのが常なので、あまり記録に残したくないのですが、やっぱり書かずにいられないのが郵政民営化法案を巡る動き。報道等を見る限り、8月5日が見込まれる本会議の採決において、否決、そして衆議院解散――の可能性が高まっているようです。

解散カードをちらつかせる小泉首相。もしも解散となれば、現在の小選挙区制度のもとでは、自民党が分裂することは避けられません。小泉自民党総裁は、最後の総裁となるのかもしれないのです。ちなみに彼は、「自民党をぶっつぶす!」と言って総裁選挙、国政選挙に勝ち抜いてきたのですから、今まさに、公約を果たそうとしているわけです(笑)。

ここ数日、小泉首相が目指すものは、最後の将軍・徳川慶喜が目指したものと同じではないかと感じています。大政奉還で徳川幕府をつぶした慶喜は、徳川家の財力と軍事力を背景に、新政府で重職を務めようと考えていた――これが一般的な学説です。西郷隆盛や大久保利通が頑強に抵抗しなければ、それは実現していたかもしれない政治ドラマだったのです。

これを現在に当てはめると、高い内閣支持率を背景に、小泉首相は分裂した自民党の片割れを率い、民主党なり公明党と連合し、選挙に勝って再び首相となる。政府が変わっても最高権力者の地位は維持する――最後の将軍がなしえなかったアクロバットを、もしも小泉首相が実現すれば、彼は間違いなく歴史に名を残すでしょう。

もちろん、彼の歴史的評価が良となるか悪となるかは、後世の歴史家の判断に委ねますが……。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2005年7月 | トップページ | 2005年9月 »