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夜離れ(よがれ)

ひさびさに、心臓にドシンとくる短編を読みました。乃南アサさんの短編集「夜離れ」に収められている、「祝辞」です。ネタバレになりますから、あらすじ等は申し上げられませんが、読み終わったあとに、”ブルッ”とくること請け合い(笑)。お薦めです。乃南アサさんの作品は初めて読みましたが、この他もいろいろ読んでみたいと思います。

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ホントに買収防止ですか?

ひさびさに、開いた口がふさがらない発言です。今日の日経新聞に、テレビ朝日社長が、敵対的買収を防ぐために在京民放キー局5社の株式持ち合いを検討する、とあります。つまり、テレビ朝日、日本テレビ、フジテレビ、TBS、テレビ東京の5社で持ち合いをしようと。「各局が2%の株式を持てば合計で8%になり、(敵対的買収に反対する)発言力になる」とのコメントが掲載されています。

ライブドアとフジテレビの一件を熱心に報道していたわりには、どうも本質を理解されていないようですね。8%が反対しようが、50%超の議決権を持つものに対抗できないことは、明々白々のことです。僕は、別のところに本音があると思っています。

ライブドアとフジテレビの一件が、あれほど世間を騒がせた要因のひとつに、フジテレビ以外の放送局が、非常に熱心に報道していたことがあると思います。テレビ朝日も、看板番組の報道ステーションで連日放送していました。ある意味、火事場を見学するヤジウマに通じるものを感じたのは、僕だけではないと思います。同業者のヤジウマ的報道に対し、当事者たるフジテレビは切歯扼腕の思いだったでしょう。

株式を持ち合うことの意味は、きっとこれでしょう。自分のところが同じ事態に陥ったとき、同業者の動きを牽制するには、2%の保有比率は効果が期待できる数字です。自分のところがやったことは棚に上げて、ずいぶんと勝手な話です。

とにかく、放送局同士の持ち合いなんて発想はやめてください。ライバル企業同士すべてが、株式を持ち合う構図なんて、どこの業種にもありませんから、残念! 規制に守られている業種の経営者の発想は、よーわかりません、斬り!

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決算発表

3月決算企業の決算発表が、今週あたりから本格化してきます。13~14年前、僕が駆け出しアナリストだった頃は、ゴールデンウイークを過ぎて5月10日頃から決算発表が増えていたのですが、時期がかなり前倒しになりましたね。

アナリストあるいはファンドマネージャー時代は、最もストレスの溜まるシーズンでした。前期(今年3月末で終わる決算期)の実績とともに、今期の会社側業績予想(計画)が発表されます。その数字が自分の見込んでいたものと、どの程度のギャップがあるかをチェックするのですが、なかなかピッタリとはいかないものです。「今期も増益」と思っていた会社が、減益の計画を発表した日には、取るものも取りあえず、受話器を握っていましたね(苦笑)。

さて、今年はどんな悲喜こもごもがあるのか。ちなみに最新の決算発表は、東証が運営するこちらのサイトか、東証の情報に基づき日経新聞が運営するこちらのサイトで知ることができます。内容は同じですから、見た目の好みで選ぶだけです(笑)。

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ウイルスバスター

やっちゃいましたね、トレンドマイクロさん。アンチウイルスソフトであるウイルスバスターが、パターンファイルの不備でトラブルを誘因し、全国で多数のパソコンにトラブルが起こっていることは、新聞報道のとおりです。ちなみに僕は、ウイルスバスターのユーザーですが、トラブルは回避できたようです。

よく冗談で、「アンチウイルスソフトを売っている会社こそ、ウイルスをまき散らしているんじゃないの? そしたら、自社のアンチウイルスソフトが売れるからね」などといわれますが、きっとそんな余裕はないのでしょう。今回も、あとからあとから湧いてくるウイルスに対抗するため、パターンファイルのリリースを焦ったようです。

ブロードバンド常時接続時代に、また新たな危機管理を意識させる事件だったと思います。

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ビットウェイブックス

表題の「ビットウェイブックス」は電子書籍の販売サイト。そちらから、「4月15日発売の社長解任動議《電子書籍版》をイチ押しコンテンツにしましたよぉ~」というお知らせをいただきました。早速、こちらにアクセスしてみました。

トップページの一番目立つところに配置していただいてます。嬉しい! こういうのって、理屈抜きに嬉しいです。ありがとうございます! 電子書籍版のほうが、価格はお安くなっています。紙の本は邪魔になるから嫌だという方は、ぜひこちらで(笑)

お知らせを受けて初めて知ったのですが、同サイトは凸版印刷の事業部が運営しているんですね。印刷会社にとって、電子書籍は痛し痒しの存在かもしれないのですが、しっかり種まきをしているところはさすがです。

いつの日か、紙の本のほうでも、お世話になりたいものです。たぶん、すごい売れっ子作家になって、1回で何万部も印刷するような身分にならないと、無理なんでしょうねぇ(^^;

追記:
4月22日の更新で、一番目立つところからは外れています。でも、引き続きジャンル別のイチ押しには、していただいています。

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古い社内報を読むと……

ある中堅企業の社内報に目を通す機会を得ました。1990年前後から最近のものまでです。会社の個性を知るうえで、社内報は貴重な資料だと思います。まして、古いものから新しいものまで見ると、その会社の歴史も感じ取ることができます。

そこで気がついたことをひとつ。新入社員が毎年のように紹介されていて、そこには「10年後のあなたは何をしていますか?」という設問に対する回答がありました。女性社員の場合、僕が社会人になった1991年頃だと、「結婚して子供が1~2人いるだろう」という感じの答えが多いですね。もちろん、最近の新入社員でも同じようなことを言っているケースはあるのですが、15年前のそれは、「結婚して会社を辞めて、気楽な主婦をやるんだ」という希望が、行間ににじんでいます。

失業率が2%台の時代。そして、終身雇用と年功賃金が当たり前だった時代です。男女雇用機会均等法が1985年に施行されたとはいえ、自立する女性がまだ少数派であったのでしょう。逆に、最近の新入社員のコメントは、自立を意識したものになっています。

たった15年。その間に、経済環境も雇用環境も、そして仕事に対する価値観も大きく変わりました。それを改めて実感した次第です。

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再会

先週末から今週あたまにかけて、大学時代の友人と次々に再会しています。それこそ、十数年ぶりという友人ばかり。関西の大学を出てすぐに東京に出てきたこと、同級生より1年遅れて東京に来たこと(留年したんですよぉ~♪)、僕自身が積極的に大学時代の友人に連絡を取らなかったこと、などが影響したためです。

いいですね、久しぶりって感じがしないのは。まるで、つい先日会ったばかり、みたいな感覚がありました。もっとも、学生時代のことを思い出すと、「いたいなぁ~(苦笑)」なんてこともありますが(^^;

次に会うのは何年後かな? その頃には、「作家です」と胸を張れる状況になっていたいものです。今は「作家です、でも駆け出しやで」と注釈をつけています(爆)。

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社外取締役

今日の日経新聞1面に、上場企業に対し社外取締役の起用を義務付けるよう、金融庁が東証などに要請するとの記事がありました。企業経営を巡る事件や買収攻防が増えるなか、第三者のチェック機能が重要になるためだそうです。

開いた口がふさがらない、というのが僕の感想です。どうして役人というものは、こういう形式的なことにこだわるのでしょうか。そして、形式さえ整えていれば、自分たちに責任はかからないとでも思っているのでしょうか。社外取締役をそれぞれの企業が、”自らの意志”で導入するのは賛成ですが、それを義務付けることに意味を感じません。

例えば、10人の取締役のうち2~3人を社外取締役にしても、残るプロパーの取締役が結託すれば、第三者のチェックなどは不可能です。あくまでも、取締役全体の総意のもと、第三者たる社外取締役のチェックを受けようという姿勢を持たない限り、機能することはありません。取締役会も多数決で運営されるのです。どうせ義務付けるなら、「取締役の過半数を社外取締役にせよ」とでも言ってください。

ちなみに、ニッポン放送にも社外取締役はいました。監査役を除く19人の取締役(ずいぶん多い)のうち、3人が社外取締役でした。最近、一身上の都合で辞められたようですが。

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粉飾決算と監査法人の限界

経営再建中のカネボウが、連結当期純利益ベースで、過去5年間、合計約2150億円の粉飾決算を行っていたことが明らかになりました。カネボウは訂正連結決算短信を発表しています。訂正前の連結決算でも、カネボウは2004年3月期に債務超過に陥っていますが、訂正後は、2000年3月期から5年連続で債務超過になっていたことになっています。これは、文句なしに上場廃止基準に触れます。

粉飾決算が明らかになるたびに、「監査法人は何をやっていたのか?」という疑問の声が聞かれます。もっともなことだと思います。ただ、経営陣がグルになって粉飾をやられると、監査法人はお手上げです。カネボウのような売上高の大きい会社、連結子会社が多くある会社の取り引きを、第三者である監査法人がすべてチェックすることなどできないからです。今回の粉飾決算も、経営再建のために旧経営陣が退任し、内部調査をした結果わかったことです。

当たり前のことですが、企業を経営する取締役と取締役会は、大変大きな権限を持っています。そして、その権限を与えているのは株主です。取締役を任命するのは株主総会だからです。ライブドアとフジテレビの件で、「経営者は株主を選ぶことはできない」ことが、改めて明確になりました。今回のカネボウの事件は、「適切な経営者を選ぶことは、株主総会の義務である」ことを、言っていると思います。両件を見比べると、株式会社の本質が、より鮮明に見えてくるのではないでしょうか。

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思わず顔がほころぶ今日この頃

ムフッ(^o^)

首位です。単独首位です。

何がって?

ええ、そりゃもちろん……

わが愛するタイガースです。

今年は優勝だぁ!

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夜桜

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代々木公園で夜桜見物。満開で暖かい夜となれば、人手は相当なものですね。にぎやかでした。写真はデジカメで撮影。やっぱり画質が今いちかな。機会があれば、ぜひ銀塩一眼レフで撮ってみたいものです。

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内政干渉

歴史教科書の記述について、中国、韓国があれこれ批判し、それを日本のマスコミがヒステリックに取り上げることは、毎度のことながらうんざりします。

国際社会において、内政干渉は御法度です。教育は内政の大きな柱ですから、これに対する批判には、政府は毅然とした態度で抗議すべきです。また、一部の日本のマスコミが、どっちの味方だかわからない報道をヒステリックに繰り返すのは、本当にやめてほしいです。言論・報道の自由と、国益を著しくそこなうこととは、まったく別次元の問題です。

アヘン戦争以降、中国大陸を食い物にした欧米諸国の歴史教科書を、中国当局はこれほど綿密にチェックし、いちいち批評を加えているのでしょうか? 朝鮮半島の覇権を、日本と争ったロシアの教科書を、韓国政府は日本の教科書と同じ水準で読み込んでいるのでしょうか? 日本のマスコミ各位は、ただ両国の公式見解を伝えるだけでなく、こういうことを取材して報道してほしいものです。

ちょっと、今日は過激でした。

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冷凍食品さまさま(^^;

苦手な自炊を、最近はまじめにやっています。そして、冷凍食品の便利さに驚愕しています。手軽だし、結構おいしいですよね。ごはん炊いて、味噌汁つくって、魚を焼いて、サラダを並べたところに、冷凍食品の揚げ物でも加えれば、それなりに贅沢気分。今日は、残りごはんと卵、冷凍食品の野菜をいためて、チャーハンのできあがり。所要時間20分。

そうそう、きざんだネギも冷凍食品になってるんですね。味噌汁に入れるきざみネギが、いっつも余って捨てるハメになっていたので、これはとてもありがたいです。ひとり暮らしには、冷凍食品さまさまです(^^;

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エネルギー充填中

この2週間ほど、ホントに変化の乏しい生活を送っています。人と会う予定が数件程度というありさま。そのかわり、こんなときこそエネルギー充填とばかりに、書店を巡って本を買い、それを読むのを満喫しています。

楽しみで読む本もあれば、新しい作品を書くための資料となる本もあり。後者は、仕事のための読書、とでも表現した方がいいのでしょう。書くためには、読むのも大事。そんなことを感じています。

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支配力基準

今日の日経新聞夕刊の記事です。「ライブドアは実質的に発行済み株式の過半数を押さえたが、一部の株式の名義を意図的に書き換えないことで、ニッポン放送が”自動的に”連結子会社になることを先送りした」(” ”は筆者)。

連結の範囲を考えるときに、非常によい事例ですね。議決権ベースで50%超を保有していれば、自動的に連結子会社になるのですが、50%未満の場合はそうなりません。ただし、現在の会計基準は、支配力基準で連結の範囲を決めています。50%未満であっても、①高い比率の議決権と、②当該会社の意志決定機関(すなわち取締役会)を支配している一定の事実が認められる場合、連結子会社となります。

ニッポン放送に対するライブドアの支配力をみると、①の高い比率の議決権は言うまでもなく満たしています。②は、6月の株主総会を経て、ライブドアの意志を代弁するような取締役が、取締役会の過半数を占めれば、条件を満たすことになるでしょう。そして、ライブドアはニッポン放送の取締役会を支配しなければ、大枚はたいてニッポン放送の株式を買ったことに、意味をみいだせなくなると思います。株主総会まで約3ヶ月。その間、利害関係者はじっくりと策を練ることになるでしょう。

ところで、この”支配”という言葉。当初、この言葉がずいぶん物議をかもしました。フジテレビ・ニッポン放送側は、「”支配する”という人と話し合うことはできない」と言い、ライブドアは「”支配”はあくまでも会計用語。先方は意味を取り違えている」と言っていたと思います。

さて、どちらの言い分に理があるのでしょうか? 僕個人は、「支配は支配。それ以外の意味はなし」と思っています。

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